ポリフェノールとは

 

ポリフェノールとは、植物がもつ色や苦みなどの成分の総称で、ほとんどの植物に含まれており、その数は5000種類以上にものぼります。

ポリフェノールの「ポリ」には”たくさんの”という意味があって、たくさんの「フェノール」という化学構造を持っているという意味になります。

 

ポリフェノールは、このフェノールの化学構造のように、ベンゼン環に複数(2つ以上)のヒドロキシ基(OH基)が結合した形を持っていて、このヒドロキシ基(OH基)には活性酸素やフリーラジカルを安定した物質に変える作用があります。

そのため、ヒドロキシ基(OH基)をたくさん持つポリフェノールには、活性酸素やフリーラジカルによる酸化から体を守る強力な抗酸化作用があるのです。

 

ポリフェノールの種類

ポリフェノールは植物がもつ色や苦みなどの成分の総称ですので、1種類ではなくたくさんの種類があります。

ほとんどの野菜や果物に含まれていますが、色の濃いものや苦みや渋味が強いものほどポリフェノールが多く含まれており、特に果実の皮や種に多く含まれています。

ポリフェノールは大きく分類してフラボノイド系とフェノール酸系に分けられています。


ガン、脳卒中や心筋梗塞などの病気になる原因

細胞や遺伝子を損傷するストレス環境

現代に生きる私たちは、常に外部からの刺激(自動車の排気ガスや汚染された大気、オゾン層の破壊による有害な紫外線、喫煙や飲酒などによる体へのダメージ、不規則な食生活による栄養価の偏り、パソコン、テレビ、携帯電話、電子レンジなどから放射される電磁波など)にさらされています。こうした外部からの刺激によって、私たちの細胞はもちろん遺伝子までも損傷してしまうのです。というのも、これらの外部からの刺激によって、私たちの体に極めて有害な活性酸素が大量に体内で発生してしまうからです。

 

病気の80%以上は活性酸素が原因

活性酸素が体内で発生すると、細胞膜など体内の脂肪酸と結合して細胞を酸化させ、有害物質の過酸化脂質をつくります。この物質が老化をはじめ、動脈硬化などの元凶となり、脳卒中や心筋梗塞危険を高めてしまいます。さらに、細胞膜が破壊されると、細胞の核にあるDNAに活性酸素が襲いかかります。活性酸素によってDNAが損傷すると、DNAは誤った遺伝子、つまり突然変異の遺伝子を作り出してしまいます。これが細胞のガン化を促してしまうのです。これを防ぐには、活性酸素の発生を防ぐ抗酸化力を持つ栄養素を体内に摂取する必要があります。ここでビタミンEの10倍の抗酸化効果を持つ緑茶の効用が発揮されるのです。